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公立高校入試は、平均点60点ぐらいを目標をして作られます。
数学や英語なら問題の難しさを変えられやすいのですが、
国語に関しては文章のレベルや設問では、うまく平均60点にするのが難しいです。
そこで出題者はどうするのか。
選択肢にワナを作って、国語を鍛えている生徒とそうでない生徒を見極めるのです。
この問題で、どんなワナがあるのか見ていきましょう。

みなさんは、アからエまでの選択肢のどれを選びましたか?

この文章の前半を読んでみると、ヨーロッパと日本の対比だな、ということがわかります。
そして「外部空間」「内部空間」という言葉も頭に残ります。
そうすると、選択肢のウやエに目が向けられます。


ウは残念ながら不正解です。これは簡単にわかります。
ウでは、ヨーロッパと日本の両方とも自然の厳しさから守るための空間である、としています。
しかし文章の後半部分によると、
日本では自然を内に取り込んだり、自然というものと仲良くして生きていくという内容だからです。

では、残ったエが正解だと思った人。実はこれが「ワナ」なんです。

エは、もっともらしい内容で作られています。たしかに文章全体の「まとめ」としては正しい。
しかし、設問「問1」の答えとしては正しくありません。



国語では、設問、つまり「何をきかれているのか」をしっかり把握しましょう。
これが国語の得点をアップしていく1つの条件です。

「問1」では「どういうことか」と、きかれています。
この場合には、傍線部の「言いかえ」を探すことです。
その手立てとして、「指示語」に注目します。

傍線部「そこには」とありますが、
「そこ」とは、その前にある「ヨーロッパにおける建築空間」を指し示しています。
「それぞれに」とは、「外部空間から」と「内部空間の造形」の両方を指し示しています。

ですから、傍線部を「言いかえ」してみると、
「『ヨーロッパにおける建築空間』には、
東洋的文化とヨーロッパ的文化の相違からくる本質的なものが
『外部空間』にも『内部空間』にも秘められている。」
となります。

これで、選択肢イが正解であることがわかります。


目だけで文字を追って、サーッと読んでいる人は、
印象深いキーワードにひっかかってエを選んでしまいます。
このようなワナにひっかからず、正解にたどりつくようにしましょう。

今回の問題を通して知っておいてほしいこと。
まず、全体的な内容をつかむ上で、本文は読まないといけません。
しかし、問題を解くときは傍線部の前後を着眼点にすることです。

設問で何をきかれているのか、
つまり、設問を把握する力をつけることです。

さらに読解力もつけるために
ベーシックウイング中学国語で勉強していきましょう。



公立校入試の「ワナ」にハマらない「コツ」
「本文の読み方」と「問題の解き方」を知ること。
入試国語のプロフェッショナルが、その「ワナ」「コツ」を教えてくれるよ!